最も効果的な「吃音訓練」について具体的に解説!治すために有効な方法とは?

最も効果的な「吃音訓練」について具体的に解説!治すために有効な方法とは?

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吃音訓練法の歴史と治すために最も有効な方法について

吃音に対する治療法は、全世界の研究施設並びに医学界が取り組んできました。
患者の苦しみを解消するため、原因の追究と適切な治療法が模索されてきたのです。
その歴史を振り返ることで、何が最適な吃音治療に結びつくのかをご理解いただけると思います。
ここでは、吃音訓練法の歴史について紹介していきます。

吃音は構音段階で生じる障害だと認識されていた

口から言葉を発声する際、口の筋肉や喉の呼吸方法等に問題があるために言葉が詰まり、上手く話すことができないと考えられてきました。
これは自然な流れで、言葉を発するのは当然口なので、まさかその原因が口以外にあるとは想定できなかったことからでしょう。

流暢性形成訓練について

流暢性形成訓練」と呼ばれる訓練法は、こういった認識から生まれた最も古くから行われてきた練習法です。
話し方にリズムをつける、話す際の呼吸法を体系化する、ゆっくり話すなどの方法がこれにあたります。
発話に対しての専門家である言語聴覚士も吃音に対する治療法としてこれが適切であると学ぶため、一般化していますね。

この訓練のゴールは「より多く発声すること」と定められています。
例えば、「ごめんなさい」という言葉に対して吃音症状が出るとすれば、表面上「ごめんなさい」が多く言葉として出る状態にすることが訓練の最終目標です。
「ごめんなさい」が連続かつ短時間で発話できるようになれば、この訓練の目標は達成できたと定義されます。

この場合、確かに「ごめんなさい」を訓練内で流暢に何度も繰り返すことは可能になります。
しかし、いざ「ごめんなさい」を日常で言うシチュエーションに置かれた際に、やはりどもってしまうというケースがほとんどでした。

これでは本当の解決法と言えないのではないか?
その疑問から、訓練法の改善に対する研究が為されました。

吃音緩和訓練について

吃音緩和訓練は、完全に吃音を排除しようとするのではなく、より楽にどもれるようにしようという訓練です。
吃音緩和訓練のためには、精神面のストレスを軽減するために周囲に対して吃音であることを打ち明けるステップが入ります。
これが、患者さんにとっていかにハードルの高いことであるかは、これを読むあなたならばよくわかることだと思います。

それに加えて、話すためのテクニックも当然使うことになります。
吃音を完全になくそうとするテクニックと同様、話す際には様々な思考が必要です。
訓練所の外でも吃音を軽減することが本訓練法の目的だったため、始終話すときには意識を集中させることが必要になりました。

この二つは、継続するにはあまりにも強い意志と忍耐力が必要だったので、挑戦した患者さんのほとんどは挫折してしまいました。

ここで治療法の改善ポイントとして浮かび上がったのは、患者の感情や思考法でした。
患者のほとんどは、吃音に対して強い意識を持っており、訓練を行う際にも敵という認識があります。
その強い意識そのものがストレスや緊張を助長しているのではないか、という仮説が浮かび上がってきたのです。

それを裏付けるための脳の動きをスキャンする様々な医療機器も発展していきました。
そして生み出されたのが、「統合的訓練」です。

統合的訓練について

統合的訓練は、今まで編み出された様々な訓練法を統合しつつ、患者が発話する環境やメンタルの動きに対する処置も加えるものです。
これは、以前の治療法と比較して大きな効果を生み出しました。

ここで、吃音の治療に対して良い効果を生み出すのは、精神や感情に対するアプローチであるということが証明されたのです。
更に言えば、口の動かし方や喋るリズムのテクニックでは根本的な治療に結びつかない、ということも明らかにされました。

統合的訓練は、過去に編み出された練習法を統合しているため、やはり最終的には構音に関わる訓練を組み合わせます。
更にその先へと吃音の治療法は進化しようとしています。

そもそも構音に関わる訓練法を組み入れることで、吃音を退治するという意識は変えられません。
いっそのこと吃音を肯定的なものとして受け止め、訓練をしないという選択をしてみてはどうか?
それが、まったく新しい吃音の治療法の考え方です。

訓練をしない訓練?

訓練をしなければ何も改善しないではないか、と思われるかもしれません。
しかし、たった一つ吃音に対するアプローチを加えます。
それは、吃音に対しての考え方を変えることです。

思考法や精神状態、感情が吃音症状の根幹であるとわかったのならば、その根幹への対処に集中するほうが効率が良いでしょう。
また、結局吃音へ向かってしまう精神状態を助長する治療法は削除したほうがより完治への道も近づきます。

吃音の治療法でありながら、吃音を治療することをやめる。
このロジックに矛盾を感じるかもしれません。
だからこそ、今までの長い吃音の歴史の中で一度も取り入れられることがなかったのです。

このパラドックスに挑戦し、吃音の克服という夢を叶えた人が続々と近年は現れています。
自分の意思や学習によって手に入れる人もいますし、それをサポートするシステムも開発されつつあります。
MRMプログラムもこの新しい吃音治療法に基づいたプログラムなので、理解を深めながら吃音の克服へ進むサポートをしてくれるでしょう。

しかし、こういった新しい治療法に挑戦するためには、覚悟も必要です。
喋るトレーニングをすると、達成感がありませんでしたか?
毎日続けていることや、努力していることに対して、人は満足感と自信を得ます。
吃音の根本的治療には、それを一度捨てることが求められます。

例えば、あなたが長年勤めてきた会社があるとします。
その会社で培ってきたスキルや、重ねてきた時間にあなたは自信を持っているはずです。
それをゼロに戻し、新しい場で新しい仕事をするよう指示されたらどう感じるでしょうか。

きっと、多くの不安を抱えるでしょうし拒否できるならばしたいでしょう。
吃音に対して新しい治療法を投じるのも、これと同じ感情が芽生えるはずです。
仕事と違ってあなたは誰からも強制されません。

自分の意思で掴み取る必要があります。
ただ一つ保証できることは、その覚悟さえ決まれば、あなたは吃音を克服することができるということです。
その道のりは長く険しいかもしれませんが、本当に吃音を克服したいのならば、自分の意思で決断してください。

多くの吃音患者や医学界、研究者、言語聴覚士が臨んできた吃音克服というゴールが、もう間近に迫っています。
挑戦者が増え、吃音を克服したという声が一人でも多く出ることで、克服法の体系化に繋がりますね。
すぐに得られる構音訓練法にすがることなく、長い道の先にある真の克服を手に入れるためにあなたが一歩踏み出してくださることを願います。

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