2歳から3歳での吃音の特徴は?初期症状を見逃さないために

2歳から3歳での吃音の特徴は?初期症状を見逃さないために

子供が2歳から3歳になると、たくさんの言葉を覚えて家族との会話のコミュニケーションがとれるようになってくる年齢です。
今まで以上にコミュニケーションがとれるので、親も嬉しくなる時期ですよね。

そんなある日、子供が突然言葉に詰まったり、変に言葉を伸ばしたりしているのに気づいて、違和感を覚えるということがあるかもしれません。

今回は2歳から3歳で発症する吃音どもりの特徴についてお伝えしていきます。

2歳から3歳で発症する吃音は「発達性吃音」という原因がよくわからない吃音

ちょうど2歳から3歳の時期は、覚える言葉が急激に増え、それを言葉にする脳の発達が追いつかなくなってしまうことがあり、それが吃音として出てしまうことが多い時期なのです。

吃音になりやすいと言われているのは、潜在的な性格や環境要因が原因と言われています。
しかし、具体的なきっかけもなく出始めるのが発達性吃音の特徴で、原因は詳しくわかっていないです。

急にどもり始めたり、吃音になったりして、戸惑いを感じてしまうと思います。
しかも原因がわからないのでなおさら親は不安でしょう。

ですが決してしないで欲しいのが、子供を責めたり、厳しくしつけをしたりすることです

子供は幼いながらにも、親の言葉や態度によって吃音やどもることがいけないことだと認識すると、余計に症状がひどくなることがあったり、長引いたりしてしまうことがあるというのが医学的にもわかっているからです。

発達性吃音の特徴

子供が発達性吃音の場合、3つの特徴があります。
それは下記の3つです。

  1. 吃音の初期は症状に波がある
  2. 7〜8割は自然に治ることが多い
  3. 判断が素人には難しい

ひとつずつ順を追って説明していきます。

吃音の初期は症状に波がある

発達性吃音は、徐々に進行していきます。
そして特徴的なのは、症状に波があるということです。

しばらく吃音の症状が出ていたと思ったら、急に症状が落ち着き、全くどもらないという時期に入ります。
ここで直ったのだと早合点するのはよくありません。

この症状が出ていない時期は、発達性吃音の持つ症状の波の範疇だからです。

しばらくすると再び吃音症状が出始めますが、これは最初に出た吃音症状と同じように解釈するのでは無く、その最初の時からずっと症状を持ち続けているのだと解釈しましょう。

いずれその波のインターバルが短くなり、ついには常に吃音症状が出続けてしまう場合があります

多くの親は、常に吃音症状が出るようになってから異常だと認識して病院へ行きます。
しかし、この状態からの改善は容易ではありません。

波がある初期の内に吃音症状に気づき、病院などで適切なトレーニングを受けると改善されやすいと言われていますので、子供の発言の様子には注意しておきましょう。
一旦吃音症状が治まったとしても油断は禁物です。

7〜8割は自然に治ることが多い

下記の論文の引用をご覧ください。

初発年齢を同一にし経過期間を異にする吃音のそれぞれのパタンを時系列上でとらえるために, 年齢を増すにつれて初発例数が減少する一方, 経過年月が長がくなるにしたがって臨床例が少なくなっていることに着目

引用:小児の吃音の進展過程一2; 6~3; 6歳時 初発例についてより

この論文からわかるように、子供の吃音は、成長していく段階で徐々に改善されていくケースが多いです

ただ、2〜3割の子たちは自然に治らないということを考えると、早めに専門機関に連れて行くなど対策をとった方が安心です。
実際、自然治癒しない子供たちは症状が徐々に定着してしまうので、吃音症状が出ているのが普通という状況になっていきます。

そのことを考えても吃音どもりなのでは?と疑った段階で対策をとっていくことが肝心だと言えます。

吃音かそうでないかの判断が素人には難しい

2歳〜3歳頃の子供は、言いたいことを言葉にする練習をする期間でもあります。
なので、スムーズに言葉が出ないと言うことは当たり前です。

一度言葉につかえたからこの子は吃音だ、などとは当然言えませんし、その吃音とただのつかえとの境界線を素人が引くのは正直困難と言えるでしょう。

3歳児には3歳児なりの、2歳児には2歳児なりの発話レベルがあります。
そのため、言葉につかえるからといって異常があるわけではなく、その一般的な発話レベルと比べて大きくかけ離れているかどうかというのが大事です。

例えば……

  • 今まで話せていた言葉に急につっかえるようになった
  • 普通に意思疎通ができる会話レベルで急に音の連発や引き伸ばしをするようになった
  • 明らかに一般的と言われるレベルと違う

などという場合には、吃音どもりの可能性がありますが、やはり素人が判別できるのはその程度になってしまいます。
自分の子供が吃音かも知れないと感じた際には、一度言語聴覚士のいる医療機関へ足を運んでください

これは正常な範囲のつかえですよと聞けば安心もできますし、もし異常があるならすぐに改善トレーニングを始められます。
子供の将来のためにも、プロに診てもらうということをおすすめします。

どうか自分のせいだと責めないでください

子供の吃音が発覚すると、しつけが悪かったのでは無いかと自分を責める方も多いです。
しかし、2〜3歳児くらいの吃音の原因はしつけのせいではほとんどありません

自分を責めている親を見た子供は、「自分に欠陥があるのでは無いか」と傷ついてしまいます。
また、子供の前ではせめて普通に……と思っていても雰囲気で子供がわかることもあります。
実はその状況こそが吃音を悪化させたり、改善できなくさせたりする原因になってしまうのです。

子供の吃音は誰のせいでもないので、まずはその症状を正面から受け止めてあげましょう。
そして専門機関などにしっかりとアドバイスをもらい、しかるべき対処をしてあげてください。

吃音が定着したら、親よりも本人の方が辛い生活を送ることになります。
実際、私はとても辛い生活をしていました。

この記事を読まれてるお父さん、お母さん、ご親族方。
どうか早めの対処をしてあげてくださいね。

重度の吃音症だった私からのお願いです。

お付き合いありがとうございました。

親の意識を変えて子供にアプローチする意味で使えるかもしれません

▽▽重度の吃音症だった私の話です

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