どもりや吃音は発達障害の一種なのか

どもりや吃音は発達障害の一種なのか

どもりや吃音が発達障害の一種なのでは?と悩む方や、そのように考えている方も多いと思います。

世間ではすでに、発達障害については認知が進んでいるため、吃音・どもりも発達障害に感じている人が多いようです。
しかし、本当にどもりや吃音は発達障害の一種なのでしょうか?

どもりや吃音は発達障害の一種?

世間で認知が進んでいる発達障害ですが、これとどもりや吃音の関連についてお話ししていきます。
どもちらも幼児期にみられ、その症状類が自然と治らない場合に障害として残っていくという特徴がありますよね。

DSM(アメリカ精神医学会が出版する精神障害の診断統計マニュアル)によると、発達障害の中で有名なADHDや自閉症と並列して分類されるコミュニケーション障害の下位に位置しているのがどもりや吃音による障害と言われています。

それでは発達障害に関する知識とそれらとの比較でどもりや吃音について見ていきましょう。

発達障害のひとつ「ADHD」

昨今世間的に有名になってきているADHDですが、これは日本語で言えば「注意欠如・多動性障害」と表現されます。

必要な場面で必要な集中や注意が行えず、意識が散漫になりがちになるのが特徴です。
本人たちも非常にストレスを感じる症状なので、衝動的な行動を抑制することができず日常生活に支障をきたす場合も多々あります。

この説明でもわかるようにADHDはまさに子供の性質と酷似しており、それが大人になっても発現してしまうために社会生活を困難にさせる障害です。

脳機能の部分的な問題がこの障害に繋がっているとされますが、認知は進んでいるものの理解は進んでいません。
まだまだしっかりと世間に説明していかなければならない発達障害だと言えます。

ただ障害の内容としてはどもりや吃音に関連性があるようには思えませんね。

発達障害のひとつ「自閉症」と「アスペルガー症候群」

広範囲発達障害として分類される自閉症は古くから認知されている発達障害の一種です。
言語や理解、認知面での発達の遅れが認められる状態をさす障害とされています。

人との関わりを苦手とし、意思伝達が上手く行えず、想像力の欠如があるなど社会性を保てない状態のため、コミュニケーション能力を獲得することに大きな障害があるのが特徴です。

多くの場合、自閉症は知能の低下が認められています。
しかし、知能低下を伴わない自閉症の場合は、特にアスペルガー症候群と呼ばれています。

ADHDと同様に、脳機能の問題が原因として考えられていますが、逆にいえば親のしつけや成長環境に影響されることが少ないのです。
その点で悩む親御さんや当事者のためにも、しっかりとした理解が広まることが求められている状況です。

どもりや吃音は発達障害の一種として分類されている

発達障害の有名なものについて説明してきましたが、どもりや吃音はこれらと同列に扱われるコミュニケーション障害の中の一つとして分類されています

関連性があると言える部分は、脳機能の問題によって引き起こされる障害だというところと他者とのコミュニケーションに問題を抱えるというところです。
その他のところでは吃音者には発達障害と言える部分はほとんどありません。

そのため医学的な分類上は同列ではありますが、安易に同種の発達障害なのだと言ってしまえるほどのものではないように思えます。

ただ自閉症の場合はコミュニケーション能力の欠如によって、どもりや吃音が併発していることがあるので、まったくの無関係と言い切るのも難しいところではあります。

また発達障害の初期の兆候として吃音が表れる場合もあり得ますから、その点で注意が必要ではあります。

どもりや吃音は発達障害の一種ではあるけれど

悩まれている親御さんへ

脳機能の問題によって引き起こされる点でも共通するように、これらの障害は先天的なものが端緒となっています。

もし、発育環境や親のしつけの問題だと悩んでいらっしゃる方は、それが原因と考えなくても大丈夫です。
安心してください。

ただ、どもりや吃音の場合、その症状を悪化させる要因のひとつとして、周囲の無理解や親の神経質な反応が問題と言われています。

そのため、発達障害も吃音も含めて、それがその子の個性のひとつだという認識してあげてください。
すぐには難しいかもしれませんが寛容な心で受け入れてあげましょう。

悩まれている当事者の方へ

私は吃音症は発達障害の一部と医学的に言われていても、そうだとは思っていません。

なぜなら、吃音は先天性のものは大人になれば自然と治っていくものであり、残ったとしても改善していくことができるからです。
さらに言えば、それ以外に特に問題のある症状はありません。

大人になってからの吃音どもりだって同様です。

吃音さえ改善・克服さえできれば、コミュニケーションも改善されていくものです。
事実、私がそうだったのですから、できれば信じていただけると非常に嬉しく思います。

▽▽私の吃音克服ストーリーをぜひご覧ください

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