「吃音を治す」という認識が一番危険です

「吃音を治す」という認識が一番危険です

吃音,治す

吃音を治さなければ、と思うほど吃音は出てしまう

吃音は、思い詰めるほどに症状が悪化してしまうということはすでに周知の事実です。最近では呼吸法や発声法のトレーニングを行うよりも、精神的なアプローチをする方が効果的であるということが報告されています。

しかし、吃音を気にしないというのは、意識的にやろうとしてもかなり難しいです。忘れよう忘れようとすればするほど、記憶には強く結びついてしまいます。吃音を治そう、という意識は確かに必要なのですが、その意識はトレーニングを始める最初の1歩を踏み出すために使いましょう。

その後もずっと、吃音を治すぞと意気込んでしまっていては、いつまでたっても吃音の呪縛から逃れることはできません。

いっそ吃音を忘れるくらいの毎日を過ごす

吃音が改善するためには、言葉を発することへの恐怖心、不安案を無くす必要があります。そのためには、話すことに意識が向かない時間を過ごすことが一番です。例えば、趣味に熱中するでも良いです。好きなものを食べるでも良いですし、とにかく精神的に幸せになれる時間をみつけてください。人と話すのが嫌だったら、いっそどこかへ出かけてみるの良いでしょう。

吃音を治すには、話す練習をしなければならないというのは、もう古い常識です。幸せな自分をイメージして、吃音というものを意識の外に追い出すというのが、一番良い改善方法とされています。吃音というものを忘れ、自分が吃音者であることを意識しないということが、改善の第一歩になるのです。

カラオケやスポーツも効果的

吃音,治す

趣味もないし何をしたらよいかわからないという方は、カラオケやスポーツを始めてみてください。吃音者の多くは、歌を歌っている間は吃音が出ないと言われています。ストレスの発散としても良いですし、歌を歌う中でうまく話せる力の入れ方などに気が付くこともあるようです。受付で店員と話すのが煩わしいという方は、家でも良いですし、ドライブ中に鼻歌を歌うでも良いでしょう。

また、体を動かすということも効果的です。元プロボクサーの内藤さんが有名ですが、吃音を持ちながらもスポーツに打ち込むことで自分に自信を付け、吃音を克服した例もあります。

もちろん、プロになるほど上達しろという話ではありません。とにかく吃音でコンプレックスを抱いている状態が、一番良くないのです。自分が他の人と変わらずできる何かを見つけて、自分自身に抱いている劣等感を無くしていくということがポイントです。

脳科学を応用したMRMプログラムで意識を改革

当たり前ですが、吃音を治そうと思うからこそこういったサイトに巡り合うのだと思います。しかし、吃音はあなたの努力によって治る「病気」や「障害」のようなものとは少し違います。精神的なトラウマを克服していく作業と同じプロセスが必要なのです。

吃音と似たような症状に「イップス」というものがありますが、これはスポーツでの失敗や怪我の記憶のせいで体が硬直し思うようなパフォーマンスができなくなってしまうというものです。イップスは、運動を意識しない普段の生活ではまったく症状は出ません。これも吃音と同じで、まさに吃音は「言葉のイップス」とも言えるでしょう。

イップスの治療では、動きにくい動作を無理やり動かすなんてことはしません。例えば右手でうまくボールが投げられないのだとしたら、左手で投げる練習を続けたり、ランニングなどの練習を多くしたりするのです。普通に運動ができるということを自覚できる時間を増やしていくということですね。

吃音も同じで、無理に話す練習をするのではなく、全く会話とは別の時間を過ごしてみるということも大切なのです。治さなければと深刻に思い詰めるのではなく、むしろ吃音を忘れられるような時間を作っていく姿勢が必要になります。

吃音・どもり克服カテゴリの最新記事