子供の吃音は発達障害?安易に病院へ連れて行くと悪化する可能性も

子供の吃音は発達障害?安易に病院へ連れて行くと悪化する可能性も

過去の失敗の記憶などが原因で言葉が出づらくなる大人の吃音に対して、子供の吃音は脳の未発達が原因であると言われています。
ある種の脳の機能不全という解釈から、子供の吃音に限っては発達障害の一種であるという結論が出されています

障害だと感じてしまうと、何か治療法はないのだろうかとすぐに病院へ連れて行きたくなるとは思います。
しかし、最寄りだからとりあえずここに……という気持ちで病院に連れて行くと、かえって逆効果であることも珍しくありません

今回は、吃音治療の落とし穴について考えてみましょう。

子供の吃音は発達障害の一種

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事前知識として、子供の吃音は発達障害だとお伝えしましたが、細かく言うと、まず発達障害の分類の中に、コミュニケーション障害があります。
そのコミュニケーション障害群の中の一つに吃音、小児期発症の流暢性障害」があるのです。

医学的には大人の吃音についての診断基準はなく、あくまで小児期の流暢性障害のみが発達障害であるという認識のようです。

そうなると、やはり病院に連れて行きたくなるのが親です。
ただ先述した通り、安易に病院に連れて行くことは吃音悪化の原因になり兼ねません。

病院に連れて行くことで吃音が悪化する理由

吃音を専門的に診られる施設が少ない

そもそも、吃音という症状について専門的なアプローチができる病院は非常に限られています

子供の吃音に気づいたときに、小児科や耳鼻科、精神科の受診を一番に考えると思います。
しかし、その科があればどの病院でも良いというわけではないのです。

きちんと、子供の吃音に関して実績のある病院を調べて受診しましょう。

小児期の吃音は、対応を間違えると悪化、固着化してしまう危険性があります。
下手な病院に行くくらいなら、どこにも行かないほうが良いくらいだと言えます。

また、吃音の治療は相性があります
吃音の実績がある病院でも、自分の子供の場合には全然良くならなかったということも珍しくありません。

合っていないと感じた場合には、なるべく早めに次の病院を探しましょう

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心理カウンセラーはさらに注意が必要

病院選びが大切というお話をしましたが、吃音の治療は病院だけではなく心理カウンセラーなどの教室でも行われています。
病院にかかるのと比べると料金が安かったり、時間や場所の融通が利いたりする場合も多く、申し込みの敷居が低いのが心理カウンセラーの特徴です。

しかし、この心理カウンセラーという職業にこそ、注意が必要です。

心理カウンセラーは、医師と比べるとはるかに取得しやすい資格であることは言うまでもありませんよね。
そのせいで診察の実力、経験の差が非常に幅広く、良いカウンセラーに当たるかどうかはもはやギャンブルと言えるほどです。

また、ベテランの心理カウンセラーほど吃音の改善の難しさを知っているので、あまり吃音のカウンセリングは受けさせてもらえないというのが現状です。
もし、大歓迎というような対応をされたとするなら、よほどカウンセリングに自信があるか、吃音について無知であるかのどちらかと言えるでしょう。

吃音を認めながら、子供の成長を見守っていく

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子供の吃音は発達障害と言われながらも、成長とともに治っていくことも珍しくありません。
ポイントは、「子供の吃音を責めない」ということです。

子供は吃音に対して無自覚です。その無自覚な行為を責めてしまうと、子供はなぜ怒られているのかがわからず、しゃべることへの漠然とした嫌悪感を抱くようになってしまいます。
実際に論文などでも取り上げられているほどです。

そのようになってしまっては、吃音の悪化やコミュニケーション能力の低下にもつながっていきます。
子供が言葉に詰まっても、続きの言葉が出てくるまで急かさずに待ってあげましょう。

親が子供の吃音を認めて愛してあげることで、子供は話すことへの安心感を得ることができるのです。

下手な病院に連れていくよりも、家でしっかり愛情を注いであげるというのも良い方法なのです。

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