吃音の重症度のチェックポイントを紹介

吃音の重症度のチェックポイントを紹介

吃音,チェック

自分がどのくらい吃音の症状があるのかを客観的に知る

どもりに無自覚な子供の吃音の場合、無理に吃音を自覚させようとすると逆効果になってしまうこともあります。しかし、大人の吃音の場合には客観的に自分の症状を知ることは大切です。言葉を発することへの恐怖は、「いつ吃音が出るかわからない」ということが原因です。自分が一体どういうときに吃音が出るのか、どんな言葉が苦手なのかをきちんと理解しておくことは、その恐怖を和らげることにも繋がるのです。

今回は、吃音症状の簡単なチェックポイントをいくつか紹介していきますので、参考になさってください。ただ、軽度の吃音だから治りやすい、重度の吃音だから治りにくいということはありません。どの吃音も、等しく治る可能性があります。チェックの結果は、あくまで自分の状況を知るためにしかなりません。

チェックポイント①:軽度の吃音

軽度の吃音が、吃音者のレベルとしては最も割合が多いです。しかし、この軽度の吃音者の中には自分は重度の吃音であると思い込んでいる方も多いのが現実です。これは、吃音による失敗の苦い記憶のせいで、自分なんて駄目なやつだと思ってしまうことが原因です。

吃音の程度の目安としては、5%~10%程度と言われています。パーセントで言われてもピントこないという場合には、100語チェックや何かの文章を実際に読んで割合をチェックしてみるなどをしてみると客観的に評価出来ると思います。

また、非吃音者と呼ばれるような吃音意識のない人であっても、吃音率は2%前後あると言われています。そう考えて見ると、5%~10%の吃音なんてほとんど当たり前のレベルであるとも言えるでしょう。実際に吃音率を算出してみることで、自分の吃音レベルが客観的にわかります。自分で自分の吃音を評価するとどうしても悪い方へ向かってしまいがちです。実はそんなにたいしたことの無い吃音であるということに気づけるかもしれませんよ。

チェックポイント②:中度~重度の吃音

吃音率が15%を超えてくると、中度~重度の吃音というレベルになります。しかし、この吃音率の基準は専門家がきっちり計った場合の基準になります。例えば、大勢の人前では100%吃音が出てしまうということもあるとは思いますが、だからと言ってこの吃音が重度であるということにはなりません。目安としては、知らない人と初めて会話をする場面を想定するくらいが良いでしょう。

また、話しながらチェックするのは難しいので、まずは自分の話し声を一度録音して、チェックはそれを聞きながら行うというのがおすすめです。重度の吃音であったとしてもそれが治らないということではありません。吃音が重度であるということよりも、吃音のレベルがどれほどなのかをしっかり認識していない状態の方が良くありません

結果にショックを受けるのでは無く、今の自分の自覚するという大切さを意識しましょう。

吃音は、症状の重さは改善するかどうかに関係がない

吃音,チェック

大人の吃音は、脳の認識一つで症状が大きく変わります。酷い吃音だとしても、その症状をしっかりと認識して受け止めることができれば、改善の第一段階はクリアです。私自身も、何十年と悩み続けてきた酷い吃音の症状を、MRMプログラムを通して改善させることができました。症状が出ていた期間や重さは、吃音が改善するかどうかには関係ないと言えることを身を持って知りました

重度の吃音だからと言って改善を諦めてしまうのは勿体ないです。そもそも、自分が重度の吃音であるということ自体が思い込みの可能性だってあります。まずは一度、自分の吃音状況を客観的に評価し、過大評価も過小評価もせずにその結果を受け入れましょう

その上で、正しいレベルの改善トレーニングに取り組むのが正解です。

吃音・どもりの治し方カテゴリの最新記事